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「これは相手が弱すぎました」ACLグループG アレマ・インドネシア-セレッソ大阪(0-4)

この試合で勝てなければ決勝トーナメント出場が絶望的になるセレッソだったが、インドネシアのアレマホームの試合で4-0の快勝を飾った・・・とは、簡単には言えない危うい内容だった。
アレマのスタジアムはかなりピッチがボコボコしており、そこにセレッソは相変わらず馬鹿正直にショートパスをつなぐサッカーで挑んだために、人数をかけて守る相手にパスが引っかかりまくり、序盤はサイドを中心にアレマの猛攻を許してしまう。
その後も同じようなミスパスから何度も何度も逆襲を食らいそうになるピンチを作っていたが、アレマは前線にスピードや決定力のある選手がおらず、カウンターに威力がなくて何とか助かっていた状態。
ようやく前半35分に、ショートパスからのワンツー、そしてドリブルで抜けだした清武が先制点を決めると、43分にはカウンターから乾のドリブル、最後はピンパォンへとつないで2点目をゲットする。
後半になると、やっとセレッソは大きなサイドチェンジと相手DFラインの裏を狙う攻撃をするようになり、開始35秒でいきなりそれが実って乾が3点目。サイドにボールを振る攻撃をすると、今度は相手中央の守備が緩くなるわけで、16分に中後からのスルーパスを乾が受け、GKを軽いフェイントで誘う落ち着いたシュートを決め、これで完全に決着がついた。
あとはセレッソがどれだけ得失点差を稼ぐゴールを決められるかに焦点が移ったが、気落ちした相手に山のようなチャンスを作りながらも結局最後まで追加点は奪えず、結局全北の得失点差には2及ばない点数のままで終了してしまった。
まあ、この後に行われた山東対全北の試合は全北が1-2で勝利したために、セレッソは得失点差関係なく山東に引き分け以上で勝ち抜けが決まることになった。その最終戦は、得意のホームで戦えるだけにセレッソにとっては有利な条件だが、まだまだ中盤の構成が固まっていないだけに、慢心せずこの1週間で状態をさらに上げて行ってもらいたいところである。

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