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「岡崎にとっては正念場」ドイツ・ブンデスリーガ第32節 ホッフェンハイム-シュツットガルト(1-2)

今はシャルケの監督になったラングニック時代に、ハイプレス戦術で旋風を巻き起こしたホッフェンハイムとの対戦。
試合は序盤から互いに高い位置からガツガツとプレスを掛け合い、DFもFWを厳しくマークして仕事をさせないソリッドな展開が延々続く。
となると、得点はどうしてもミスから出てくるもので、14分にDFラインの裏へと出されたボールを慌ててシュツットガルトDFがバックパス、シュツットガルトGKウルライヒが胸でコントロールしようとしたところを大きく弾いてしまい、ムラパにボールを拾われてホッフェンハイムが先制する。
シュツットガルトは、ハイナルのバーに当たるシュートやカカウがDFライン裏へのこぼれ球を拾ったチャンスもあったが得点できず、この試合はホッフェンハイムに運があるのかなと思ったのだが、59分に岡崎に代えてボグレブニャクを投入したあたりからちょうどホッフェンハイムの運動量がガタリと落ち始めた。
そして63分に、スローインからオフサイドラインをギリギリで抜けたカカウが独走、GKの股を抜くシュートで同点に追いつくと、5分後には右サイドを抜けだしたハルニクがPA内で倒されてPKをゲット。その後はむやみにラインを上げるホッフェンハイムの裏をついて、ボグレブニャクが少なくとも3度の決定機を作ったりしたが、そのまま試合は1-2で終了した。
これでシュツットガルトが自動降格の可能性は消えて一安心だが、岡崎としては交代で入ったボグレブニャクに得点こそ入らなかったが、本来であれば活躍が出来たはずのスペースだらけの試合をベンチから見守ることになったのは残念と言うしか無い。
プレイにも好調時の切れが無くて、無理やり体を動かしているような痛々しさがあるので、南米選手権の件がどうなるかは分からないが、内田と並んで最も休ませてあげたい選手なのは確かだろう。

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