NHKの李忠成特番を見て、選手の帰化を考える

昨日は、仕事がバタバタしていて帰宅が遅く、試合を見るにはお疲れかつ時間が無かったので、NHKでやっていたドキュメンタリー「必ずヒーローになってやる ~サッカー日本代表 李忠成~」を見ておりました。
この番組は、実は3/11に放送される予定だったらしいのですが、ご存知のとおりその日は例の大事件があったので延期になっていたみたいですね。
私は関西の人間で、幼なじみに通名の在日の子がいましたし、しかも区民の4割が在日韓国・朝鮮人だと言われる大阪市生野区に2年間ほど住んだことがあるので、彼らは非常に身近な存在でした。
それでも、やはりいろいろな文化や生活の細かい面で彼らと私は違うと思いましたし、これからもおそらく彼らと自分を同一化することはないと思います。
李忠成の帰化について様々な意見はあると思いますが、異論はたくさんあって当たり前だと思いますし、必ずしもこれで一緒だ、同じ日本人だ、いや祖国の裏切り者だと、他者の考えに対して何かを一方的に無理強いする必要は無いんじゃないかと思いますね。
ただ、日本のために力を尽くしてくれる人であれば、根っからの「日本人」ではないかもしれないけど、「日本国の人」として私は心から歓迎する気持ちでいるのは、ラモスや三都主のころから全く変わっておりません。
確かに中国や韓国は、国家だけを見れば何かと日本にとっては不愉快に思う点が多い存在ではありますが、人は人、国は国。日本人の中にも、どうしようも無い人間はたくさんいるわけですから、まず1人の人格としてどう思うかという見方を大事にしたいと考えています。