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「依然として変わらない日本と欧州の差」東日本大震災チャリティマッチ アヤックス-清水エスパルス(4-0)

昨日はすっかりACLの試合があった事を忘れていて、名古屋の試合の中継を録画が間に合わなくてガックリ。BSだから再放送無いのでさらに残念・・・名古屋がアウェイで勝ったので内容が楽しみだったんだけどなあ。
と言ってても時間は戻らないので、以前に撮ってあったアヤックスと清水のチャリティマッチを流し見。
試合から日数が経っているので試合経過については省略するが、清水が押し込む時間帯もあったが、フィニッシュのプレイ精度に欠けて得点できず、カウンターでやられるいつものJリーグパターンで負けてしまったという感じ。
特にアヤックスとの差を感じた部分は、選手個人個人の前への推進力で、清水の選手はパスを受けてもいったんパスコースを探す手順が入るので、どうしてもタッチ数が1個増え、足元にボールを置く間が必要になってしまう。そしてパススピードが低いので、受け手がボールをもらった時には既に相手が詰めてしまっている状態になってしまうのだ。
逆にアヤックスの選手は、全員がボールを受けてから前にトラップ、ドリブルと言う個人プレイの流れによどみがなく、だからカウンターの場面でスピードが落ちずに清水の選手が守備陣形を整える前にシュートまで持って行けてしまう。
清水にも、もちろんカウンターのチャンスが何度かあったのだが、高速のリターンパスをもらった中盤が前にボールを大きく弾ませてしまってボールをカットされたり、シュートに行くまでにどこかでミスをする選手がいて、結局スピードが落ちて相手に守備陣形を整えられてしまっていた。
谷底世代と呼ばれた北京組が、欧州で活躍できているのを見ても分かるとおり、それは選手個人の資質の問題ではなくて、やはりJリーグの試合レベルに問題があるように思う。
この試合でも2点目だったが、いったん相手のクサビに対してDFがアタックしようと動いていながら、何故か途中で止まってしまい、そのままサイドへ展開されて失点してしまった場面があったが、カウンターの精度が低いJリーグなら大きな傷にならないプレイかもしれないが、欧州でそんな中途半端なプレイをしたら失点は必至である。
せっかくのチャリティイベントでもらった機会なのだから、お金だけじゃなくてサッカーの宿題も活かしてもらいたいものである。

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