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「宮市は一歩ずつゆっくり前進」オランダ・エールディビジ第30節 ユトレヒト-フェイエノールト(0-4)

リーグ戦連敗中だったフェイエノールトが、上位のユトレヒトアウェイで0-4の大勝、宮市もアシストと聞いて、どんなに良い試合内容だったのかと期待したのだが、中身はいつものフェイエノールトでちょいとガッカリした(笑)。
とにかくフェイエにとっては、開始7分でセットプレイから先制点を取れた事が大きかった。
その後は、組織的な攻守が出来ないフェイエが、1対1での守備ミスからユトレヒトに押し込まれる場面が多く、何度も決定的なピンチを迎えるのだが、至近距離からのシュートはGKに当たり、審判の判定もホームとしては厳しめでPKもののハンドも流されるなどユトレヒトは運がなく、30分には宮市の左CKからまたも得点を決めるというフェイエにとっては何ともラッキーな展開。
後半もユトレヒトがガンガン攻めに出るか、徐々に後ろの押し上げが弱くなってスペースが出来るようになり、ドリブル得意なフェイエに反撃を許す形が増え始め、57分、65分と絵に書いたようなカウンターから2点を追加して試合が決まってしまった。
宮市は、この試合でもがっちりマークを受けて得意な縦への突破はわずかに1度あったきり。それでも、以前と比べるとサイドに突っ立ったままじゃなくて、ボールホルダーに寄ってサイドのスペースを空ける動きをしてみたり、味方が同サイドでドリブルしていると中に入ったり横に流れたりと、自分へのマンマークを引き連れることで攻撃のためのスペースを作るフォアザチームの動きをするようになって来た。
後半に3点目が入ってからは相手の気持ちも切れてスペースがら空き状態になったが、その分フェイエの外の選手が強引過ぎる攻めでチャンスを潰したり、わざわざ宮市のサイドへボールを流さなくても真ん中から十分攻められたので、思ったよりもボールを触れなかった感じ。まあ、一歩ずつ前進だね。

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