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「まだ望みが絶たれたわけではないが・・・」ヨーロッパリーグ ベスト16第1レグ CSKAモスクワ-ポルト(0-1)

今季のポルトガルリーグで22戦20勝2敗と圧倒的な強さを見せていて、これが事実上のヨーロッパリーグ決勝戦ではないかと噂されているポルトとの対戦。
CSKAはトシッチとオリセーの両SHのスタメンに代わり、ジャゴエフと本田がそれぞれSHに入り、ボランチにはママエフとシェンベラスが入った形になった。
ホームのCSKAは序盤からスピードのある攻撃を見せ、ポルトの守備陣に対して鋭いパスを中盤に通し、そこに本田が絡んでスルーパスなどからドゥンビアやラヴが15分までに3度の決定機を作ったが、リーグでここまで何と失点7という固い守備に阻まれてしまって得点できず。
25分過ぎぐらいからは、ポルトも徐々に慣れてきてボールポゼッションで優勢に立ち始め、CSKAの攻撃にだんだん勢いが無くなってくる。
後半からは逆にポルトのペースとなり、CSKAは守備に追われる場面が増え始めたと思った25分に、右サイドからのパスを受けたグアリンが落ち着いてDFのを交わして見事なゴールを決めてしまう。
CSKAは疲れが見え始めた本田を下げて、トシッチやネチドを入れて反撃に出ようとするが結局試合は0-1で終了。CSKAはまだ望みがあるとは言え非常に痛い敗戦となってしまった。
それでも前半の内容が示す通り、CSKAの攻撃力はポルトを相手にしても全く引けを取らない事は証明されたので、ポルトアウェイでの第2レグでも気後れせずに普段どおりのプレイを見せられれば、先制点を奪ってイーブンに出来る可能性は低くないと思う。
怪我明けの本田は意外とプレイにキレがあり、この試合でも確実なボールキープとパスセンスでCSKAの攻撃を牽引したが、肝心のFW陣がことごとくシュートを決められず、前半の途中で足を蹴られて痛めてしまうなど、まさに踏んだり蹴ったりの1戦になってしまった。日本がこういう状況であまり集中できないかもしれないが、是非とも勝ち上がって日本に元気を与えてもらいたいところだ。

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