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「中盤の差がはっきり出てしまった」イングランド・プレミアリーグ アーセナル-チェルシー(3-1)

ここまで5試合と調子が落ちているチェルシーだったが、首位争いのライバルであるアーセナルにも完敗に終わってしまった。
試合は、ホームのアーセナルが終始高い位置からボールホルダーにプレスをかけて、チェルシー得意の速い攻撃を許さず、前半はチェルシーにわずか2本しかシュートを許さない集中力が見事だった。
チェルシーは、個のフィジカルとキープ力で一応ボールはつなぐのだが、常にアーセナルの選手がプレッシャーをかけてくるので、最後はドログバに向かって放り込む攻撃しかできず、SBが上がるスペースを作らせてもらえないのでカルーとマルダが孤立してチームが機能していなかった。
それでもアーセナルはファン・ペルシやナスリがチャンスになかなか決めきれず、スコアレスのまま前半は推移して行ったが、ようやく40分にゴール前の混戦から抜けだしたソングが決めてアーセナルが先制すると、後半6分と8分にともにチェルシーのミスから2点を立て続けに決め、試合を一気に決めてしまった。
チェルシーは後半12分にドログバのFKからイヴァノヴィッチが決めて1点返すと、最後は人数をかけてアーセナルを攻め立てるものの、3点差をひっくり返すのはさすがに難しかった。
両チームは、セスクとランパードという中盤の要となる選手がこの試合から復帰したが、セスクが自身の得点を含む3点全てに絡む活躍を見せたのに対し、ランパードは最後まで精彩を欠いて存在感が感じられなかった。ミケルやエッシェンがパスをさばけるタイプではないだけに、彼が働けないと、アーセナルに中盤で完敗してしまうのは仕方ないところだろう。
これで試合は年明け・・・と思ったら、また両チームは29日に中1日で試合があるんだね(苦笑)。日本人はプレミアに向かないと言われてるけど、一番の課題はこの体力的なタフさかもしれないなあ・・・

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