「長友の活躍が調子のバロメーター?」イタリア・セリエA第13節 チェゼーナ-パレルモ(1-2)

長友は初のアシストを記録したものの、チームはホームでまたも敗戦と言う結果から、あまり見る気が起こらない試合だったんだけど、一昨日録画しておいたCLであんまり良いカードが無かったので、昨晩はこちらを見ることにした。
試合開始早々に、パレルモの左からのダイレクトクロスに対してイリチッチを完全にフリーにしてしまったのを見て、ああやっぱり見るんじゃなかったと思ったが、その後は意外や意外にチェゼーナが巻き返しを見せ、24分に長友のアシストからボグダニが同点に追いつくと、その後も2点目を取られはしたがEL出場の相手に互角の内容を見せ、いつ同点になってもおかしくないだけのチャンスを作っていた。
その要因となったのは、ボグダニとアッピアの復調。ここ最近はずっと前線で基点になる事が出来ていなかったボグダニは、得点を決めただけではなくて広い範囲を動き回ってマークを外しながら基点作りに奮闘し、アッピアは今までにはほとんど見られなかった前線との絡みをこなして攻撃に厚みを加えていた。これでヒメネスに決定力がついて、ジャッケリーニに視野の広さが加わったら残留も夢ではないと思わせる希望があった。
まあ、その後ろ2つが解決するのはそう簡単ではないんだけど(笑)、ジャッケリーニに関しては、チェゼーナの得点の場面で珍しく長友とコンビを見せて、前に走りこんだ長友にパスを合わせてアシストクロスにつながるプレイをしたが、個人突破もいいが時には長友をうまく使えば点になるという事にこれで気がついてくれればいいんだけどね~。
長友についてはアシストだけでなく、内田を意識したのか(?)右サイドからのビルドアップがなかなか効果的で、アッピアがサイドに出てボールをもらう動きも効果的だったんだけど、何だやれば出来るんじゃないかと思ってしまった(笑)。ただし、パレルモの2点目で味方がラインを上げたところで長友一人がマークで付いていってしまい、アッピアがこけてカバーに入れなかった不運もあったとは言え、そこからサイドに出されて失点につながってしまった大失敗をやらかしてしまったのは要反省だね。