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「調子が上がると結果が出ない」ドイツ・ブンデスリーガ第10節 シャルケ04-レバークーゼン(0-1)

11月から来年の頭まで、人員配置の都合で本業がかなり忙しくなってしまい、ただでさえすき家の牛肉並みに薄っぺらい内容が、さらに薄くなると予想されますが、まあ生暖かく見守っていただけると幸いです(笑)。
さて、昨晩見たのは最近内田がチームに欠かせない存在になりつつある(?)シャルケの試合。
ただ、チームの調子が良いときに限って、一発のミスでやられてしまうというのはサッカーの格言、マーフィーの法則だけど、レバークーゼン戦は残念ながらまさにそれがピッタリはまるような結果になってしまった。
シャルケホームの試合でレバークーゼンがカウンター狙いで引いたのもあってか、シャルケはいつものCB孤立、バイタル大広間状態には陥らずに、DFラインと中盤が比較的コンパクトにまとまっており、ファルファンやフンテラールへの内田のフィードを中心にポゼッションする安定感のあるサッカーで、シャルケの試合で初めて安心して見ていられるような内容だった(笑)。
とは言え、シャルケがポゼッションしている割には決定的な場面はそれほど作れず、フォーメーションとしては一応4-4-2ではあるんだけど、フラドはどちらかと言うとトップ下のポジションで自由に動き回り、ラウルはボランチかと言うぐらいに低い位置まで下がってくる事が多く、左サイドは当然ガラ空き状態で、パスの流れとしてはあまり機能しておらず、チャンスはファルファンの突破かフンテラールへのロングボールからに偏ってしまっていた。
そのフンテラールも、オランダ代表では点を取るのだけれどシャルケではなかなかチャンスに点が取れず、この日もいくつかあった決定的なシュートはほとんどレバークーゼンGKアドラーの腕に吸い込まれてしまう体たらく。そして、後半20分に絵に描いたようなカウンターからザムに抜け出され失点。シャルケはそこからエドゥーを入れててこ入れしようとするが、あまり大きな効果は見せられずに試合終了。スタジアムには当然ながらブーイングが響き渡る。
まあ、ポジションバランスは悪いしパスワークよりもほとんど個人能力で戦っている感じだけど、今までのシャルケの事を考えたら、こういうゴールだけが遠いサッカーになっただけでも良しとすべきなんだろうけどね。内容と結果が伴うようになるにはまだ時間はかかるだろうけど、ホームで全く結果を出せていないだけに、ファンの辛抱もどこまで続く事やら。

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