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「新城選手9位!」自転車世界選手権2010 男子エリートロード

この土日は両日共に運動会があり、しかも土曜は真夏のような暑さで完全に消耗し、あっという間に沈没してしまってサッカーどころではありませんでした・・・期待していた方、申し訳ありません。
日曜は小雨模様とあって体力的にはそれほど負担にはなりませんでしたが、金曜も仕事で外回りの用事があって疲れが累積していたのもあって、のんびりと自転車の世界選手権ロードを見る事にしました。
レースは慣例通り、アップダウンのある周回コースを何周も回る設定になっており、今年はオーストラリアのメルボルンをスタートした後、郊外のジーロングで周回が行われるコースになってます。
展開は、やはりこれもいつも通り、逃げの集団を大集団が徐々に追いかける形になり、6週目でジルベール、ポッツァート、エヴァンスら各国のエースを含む小集団が大集団からアタック、最初の逃げメンバーは吸収されるのがお約束なので、この小集団で趨勢が決まるかと思われましたが、結局9周目で大集団に吸収。
しかし最終周回で本命のジルベールが単独でアタックし、そこにエヴァンス、シュレックといった追走がまた6人で抜け出し、これは決定的なアタックかと見えました。ところが、追走に選手を送り込めなかったイタリアやスペインが集団を引っ張り、最後はゴールスプリント合戦に。
その中で勝利を収めたのは、スプリンターの中でも登りに強い選手として知られるフースホフト。他のスプリンターが途中の登りで消耗する中、最後まできっちり余力を残してアルカンシェルをゲットしました。
そして、終始大集団の中に位置していた日本の新城選手が、スプリント力を活かして過去日本人最高位である9位をゲット! 今までであれば、日本人であれば完走すら難しかった世界選で、市川雅敏選手の43位を塗り替える最高順位を獲得とは快挙と言うしかありませんよね!
そして別府選手と土居選手も、新城をアシストする中で見事完走。自転車ロードの世界ではツールに匹敵するプライオリティがあり、全世界の選手がタイトルを狙っている世界選で、イタリアやスペインのように、エース級をずらりと並べた大人数チームとは違う日本が、この成績を出すのは本当に評価が出来る事だと思います。
私が出来る事は自転車パーツを買ったりJSPORTSの中継を見ることしか出来ませんが(笑)、間違いなく過去最大のピークが来ているこの日本自転車界の流れを、途切れさせないような努力を関係者にはお願いしたいところですよね。

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