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「デフレスパイラル」J1第23節 湘南ベルマーレ-川崎フロンターレ(1-6)

今日は外出の用事などがあっていろいろ忙しいので簡単に。
湘南ファンの方には申し訳ないが、川崎が強かったと言うよりも湘南が弱すぎた。
湘南はフォーメーションとしては4バックではあったが、実質は田村がほとんどDFラインに吸収される5バックで川崎の攻撃を堅く守ってカウンター、という形に持ち込もうとする意図は分かったのだが、守備のシステムがあまりにあいまい過ぎた。
一応はゾーンを敷いてはいるのだが誰もアタックに行かずに足を止めたままなので、川崎の選手がどんどんスペースに入り込み、PAの中ではマンマークに行こうとするのでオフサイドトラップが全く働かず、セカンドボールは川崎に拾われるかミドルを打たれるかで、次々にPA付近でパスを回されてはクロスに人が足りないという、見事なまでのザルっぷりだった。
攻撃ではカウンターから何度かいい形を見せてはいたし、実際に寺川が1点決めはしたのだが、こういう守備ではいくら点をとっても足らないのは当然だ。
反町監督も素人ではないのだから、おそらく練習ではきちんと出来ていたのだろうが、負けられないというプレッシャーのあまり、妙に慎重に行こうとして足が止まってしまう事になっていたのだろうと推察する。このメンタルデフレスパイラル状態からどうやって気持ちを吹っ切って抜け出すかが、反町監督の手腕を問われるところだろう。

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