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「ダイジェストでは活躍だけど」プレシーズンマッチ ボルシア・ドルトムント-マンチェスター・シティ(3-1)

序盤のPKゲットと決勝点と言う結果だけを見れば、香川が大活躍したように思えるんだけど、実際はその場面以外では終始消えている場面が多く、右サイドに移ってからは特にボールに絡む回数が減ってしまった。
欧州のこのレベルになると、前線でそうそう簡単にフリーにさせてくれるような場面は無く、味方がボールを奪った時を逃さず素早く裏を取るか、1対1で勝ってボールをものにするしか無いのだが、前線で足を止めたりフラフラしてる状態でいても相手のパスカットの餌食になるだけで、それが分かっている味方がパスを出してはくれるはずは無いのである。
とは言え、まだまだ味方との息が合わない状態でいきなり動き出しの息が合うというのは難しいから、香川としては、まずはタックルなどの守備面でアタックする事を第一に考えるべきだろう。
そこでボールを奪えれば1対1で制したと同じ意味になるし、そこでつぶれるだけになったとしても、そこから味方がタイミング良くフォローしてくれれば、そこからの動き出しからフリーでパスを受けられる状態になりやすい。
特に香川のような一瞬のアジリティやキレが命の選手の場合は、足を止めた状態でボールを持ってもそれほど出来る事は少ない。前を向いてボールを受けられれば良い仕事が出来るのは早くも証明されているので、どうやってそういう機会を作ることが出来るのか、頭と体をひねって欲しいところである。

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