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「ランス最後のアタック」ツール・ド・フランス第16ステージ

超級が2つ、1級が2つという超ハードステージなのに、そこから60kmも下ってゴールと言う、主催者の意図があまり良く分からないコースレイアウトのステージは、予想通り総合争いのチームは動くに動けず、逃げ選手の争いになってしまいましたが、その中にあのランス・アームストロングが入っていた事だけで、相当世間は盛り上がりましたね。
さすがに、全盛期のように他の選手が止まって見えるぐらいの勢いでスパートするだけの力はありませんし、最後のゴールスプリントでもあっさりあきらめて6位に終わる姿は寂しいものがありましたが、トゥールマレー峠で集団からアタックをかける姿に思わず力が入ったファンは多かった事でしょう。
明日は激しい総合争いになるのでランスが逃げに入れる可能性は低く、ツール・ド・フランスで彼がアタックをする姿は、これがきっと最後でしょうね。個人的にはちょっと複雑ではありますが、最後に普通の選手になったランスを見られたことはある意味貴重でした。
総合争いについては全く動きがありませんでしたが、今年はポイント賞と山岳賞を巡る争いが激しくて、山に強いフースホフトがメイン集団のトップを切ってゴールした事で6ポイントをゲット、これでポイント賞のトップだったペタッキに4点差をつけてマイヨヴェールをゲットし、このまま混沌とした状態はパリまで続きそうな様子です。
そして山岳賞では、チームメイトのシャルトーのトップを防衛したいフェドリゴとモローの激しい山岳ポイント争いが行われましたが、超級をともに先頭で通過した事で、シャルトーに対して15ポイント差まで付けてきました。17ステージには1級2つ、最後の超級頂上ゴールが待っているので、まだまだ逆転の可能性は十分にあります。
今日の休養を挟んだ、明日のクライマックス、トゥールマレーが待ち受けるゴールは、いろいろと注目ポイントが盛りだくさんで楽しみですな!
・・・でも、私は土曜から恒例の海外出張で、タイムトライアルとゴールは生で見られないんですけどね(涙)。ここも1週間更新をストップさせてもらいますが、帰ってきたらまたサッカーサイトとして1年をスタートしますので、皆さんよろしくお願いいたします。

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