「新生ヴィノクロフ」ツール・ド・フランス第13ステージ

しかし優等生なヴィノクロフは何となくつまらないと思ってしまうのは私だけでしょうか(笑)。
昨日のステージは、残念ながら新城は逃げてないし、残りが少なくなるまで淡々と集団が逃げ集団との間を詰める退屈な展開になりそうだったので、鹿島対川崎の試合を早回しで見てました。気のせいか、W杯前に比べると、両チームともにバックパスが少なくなって、より一人一人がボールを持ったら勝負を仕掛けようとしていたように見えたのは気のせいでしょうか?
それが錯覚だったとしても、試合自体は欧州移籍をしたチョンテセや川島、内田の不在を感じさせない魅力的な内容だったように思います。W杯で新しくサッカーに興味を持った人のためにも、夏場であってもこういうサッカーをどこも続けてもらいたいもんですね。
で、ツールに話を戻しますと、ラスト7.5kmの3級山岳で、昨日のステージで最後にコンタドールに置いて行かれてステージ優勝を逃したヴィノクロフが、今度はスパートを成功させて逃げ切り勝利と、狙ったステージできっちり勝利をゲットするパンチ力を見せ付けました。
ゴール後は、感激で涙を流しながらコンタドールと抱擁をしてましたが、どうもそういうシーンはヴィノクロフらしくないなと(笑)。史上最強クラスのステージレーサーでありながら、何故かどこのチームでも磐石の体制にさせてもらえないコンタドールが、来期はやっと本命のケースデパーニュに収まるのではないかと言う噂が出てますが、そうなったらコンタドールとガンガンやり合って、彼らしい傍若無人振りを取り戻してもらいたいですよね。
さて、今晩の第14ステージは、一応頂上ゴール扱いにはなってませんが、1.5kmの平地の前は1級山岳、その前にはすぐ超級山岳があり、必ず総合争いを大きく左右する展開になるでしょう。いや、楽しみですな!