「トーレスをどうする?」南アフリカ・ワールドカップ パラグアイ-スペイン(0-1)

もう気分は半分ツール・ド・フランスに移ってしまっているけど、やっぱり日本が対戦したパラグアイがスペインとどういう試合をしたのかが気になって、1.3倍速で試合を見てみた。
事前に、互いにPKを止め合って盛り上がった試合という評判を聞いていて先入観があったせいかもしれないが、実際に見てみると終始パラグアイが守って守ってカウンターという展開で、最後は運動量が落ちて力尽きたという、典型的な強者と弱者の対戦だったように見えた。
もっとも、それはパラグアイをけなす意味で言ったわけではなく、パラグアイは120分間を闘った日本戦から5人もの選手を入れ替えて来たが、それでも守備の堅さ、戦術の浸透度が日本戦から落ちるという事は無く、ほとんどスタメンに手を付ける事が出来なかった日本と比べて、パラグアイのほうは口だけではなくてしっかりとベスト4が狙える準備が整えられていたと言わざるを得ない。パラグアイはこれだけじゃなくて、NZ戦から日本戦でも5人を入れ替えて、総運動量で日本を上回っていたしね。
スペインは、相変わらずトーレスがほとんど動けず役立たずな大リーグギプス状態なのにも関わらず、ここまでパラグアイに対して試合を支配できるというのは、逆にスペインの強さを思い知らされてしまった感がある(笑)。この試合では後半途中からペドロを入れてビジャを1トップにしたが、どうせドイツには高さで勝てないので最初からその布陣で行けばいいような気がする。
さて、今晩はまずウルグアイ対オランダの準決勝。エースのスアレスが神の手セーブで出場停止だけにオランダが有利と見られているが、堅い守備を確実にこじ開けるだけの強さをオランダはまだ見せられていないだけに、先制点がパラグアイに入ると結構もつれるのではないだろうか。