「メッシとマラドーナしかいません」南アフリカ・ワールドカップ グループB アルゼンチン-ナイジェリア(1-0)

強いのか弱いのか分からないアルゼンチンが初登場する今日注目の試合は、アルゼンチンが辛くも1点を守りきっての勝利に終わった。
前半の6分に、サインプレーで飛び込んだエインセがヘディングを決めた事で、これはアルゼンチン楽勝かと思われたが、やっぱり初戦の南アフリカ同様、アフリカ勢ががっちり守るとさすがにアルゼンチンもパスワークが使えなくなってしまい、個人技でチャンスは作るけど単発に終わり、逆にナイジェリアに危ないカウンターの場面を2~3度作られてしまっていた。
アルゼンチンは、完全に困ったときのメッシ頼みで、相手に守られた状態でもとりあえずメッシに預ければスペースが無くても切れ込んで行けるので、誰もがメッシにボールを預けてしまってパスワークとしてはほとんど機能していなかった。パッサーとして期待されたベロンも、この日は全くのダメ状態。
おかげで、イグアインもテベスもミリトもマキシ・ロドリゲスもメッシのワンツーをするためのパイロンみたいになってしまって、メッシ以外は全く存在感が無かったね。あれなら別に岡崎でもいいんじゃないかと思ったり(笑)。つーか、ダイジェスト映像を見たら監督のマラドーナとメッシしか映ってないんだけど(苦笑)。
これでグループBは、ギリシャを2-0で下した韓国がなんとグループ首位に立った。どうもギリシャがダメダメ過ぎたようだけど、それでもW杯に出てくるチームを2点差で破るのは弱くない証明である。アルゼンチンもナイジェリアもまだ調子は出ていないようなので、韓国にはグループリーグ突破のチャンスは大いにあると思う。ライバルに先に行かれるのはシャクだけど、日本がダメっぽいだけに、アジア枠の維持と金儲けしか頭に無い協会の目を覚めさせるためには、今回だけは応援させてもらうことにするよ(笑)。