「エトォはいったい何をしに来たのか」国際親善試合 ポルトガル-カメルーン(3-1)

スロバキア戦では出てこなかった、カメルーンのエースであるエトォが出場するとの事で注目された試合だったが、なんと前半34分で2枚のイエローカードをもらってあっけなく退場。
当然ながら、その後は10人になったカメルーンがポルトガルに対してほとんどボールを支配され、かろうじてセットプレイから1点は取ったものの、終始覇気の無い試合運びで完敗。う~む、これではほとんど本番での参考にはならないなあ・・・
ただ、ポルトガルの挙げた得点のうち2点は、カメルーンのDFがボールの出しどころに迷って、不用意にボールを持ってドリブルしたところを前線からのアタックで奪ってからチャンスにつなげたもので、この試合では若手選手が起用されていたせいもあるのだろうが、全ての攻撃起点であるソングに中盤が厳しくマークし、岡崎や大久保がボールを持ったDFを追い回せば、もしかすると同じような場面を作れるかもしれない。って実際はそう上手くは行かないだろうけど(笑)。
しかしポルトガルも3点を取ったとは言え、カメルーンの出来を考えるとあまり褒められた内容ではなかった。パスは確かに良く回ってはいたんだけど、縦へのスピードに欠けて迫力が無く、チャンスメイクはクリロナにおんぶにだっこという感じで、今の出来なら間違いなくオランダのほうが強いと言える。
ポルトガルのグループにはブラジルとコートジボワールがいる死のグループなので、この出来のままではグループリーグ敗退の危険性は決して少なくないのではないだろうか。つーか、日本対オランダよりは、北朝鮮対ポルトガルのほうが、まだ勝てる可能性が高そうだよね(笑)。