「サイドとコンディション」イングランド戦の展望

まあ一応今日試合があるので、イングランド戦についても軽く展望を書いてみます。
まず第一は、どれだけ選手のコンディションが戻っているか。親善試合の中のハイライトであるイングランド戦なので、電通や協会側から何とか中村や内田を出せないかというプッシュはあるでしょうが、それを岡ちゃんがどこまで突っぱねられるかが焦点となるでしょう(笑)。
という笑えない冗談はともかくとして、中村抜きの布陣で攻撃を作る準備はやっておかないといけないのは確かで、パスワークの構築という意味では遠藤まで外すと機能性がガタリと落ちてしまうので、遠藤の調子も注目してみなければなりません。
そしてもう1つのポイントは、サイドの守備。本番と言うか、今のサッカーにおいてサイド攻撃を重視しないチームは日本ぐらいなもので、イングランドもルーニーがサイドに流れて形を作るパターンが浸透しており、SB+ウイング、そして1ボランチの横のセンター2人がどうやってサイドの攻撃を止めるかという戦術的な構築がポイントになるでしょう。
逆にそこで攻撃を止めきれずにズルズルとDFラインが下がってしまうと、サイドに釣り出されたセンター、つまり1ボランチの両側のスペースを使われるという欠点を突かれて逆にピンチを招くので、PAラインの外側で踏ん張り、コンパクトな布陣を最後まで維持する形を見せられるかどうかでしょう。
まあ、イングランド相手に勝てとは言いませんが、いい加減無様な試合は見飽きたので、少しは希望が持てる内容をお願いしたいところですなあ(苦笑)。