ジロ・デ・イタリア2010第10-13ステージ

いや、今年のジロは序盤からいろいろと波乱が多いなと思ってはいましたが、まさか11ステージ目に至って、今までの経過が完全にひっくり返されるとは思っても見ませんでした(苦笑)。
その11ステージは、雨の中を走る寒いステージになり、56人もの大集団が逃げたにも関わらず、アスタナやリクイガスといった総合争いの選手を抱えるチームの追撃が遅く、メイン集団は結果的に12分の差をつけられたままでのゴールになってしまい、ヴィノクロフやニバリ、バッソといったそれまでトップを争っていた選手が軒並み9分以上の差を付けられるという衝撃的な結果に。
逆に総合上位には、総合首位のマリアローザを着ることになったリッチー・ポートを始めとして、それまで遅れを取っていたサストレやウィギンスといった選手が並ぶことになり、まさにご破算というか、10ステージまでに積み上げてきたものが全てオセロのようにひっくり返ってしまう状態だと言えるでしょう。
その後の12、13ステージは比較的平坦なので大きな動きはありませんでしたが、今日の14ステージは下りゴールとは言え、残り40km地点で1級山岳が待ち構え、明日はジロ名物である最大斜度22%のゾンコラン頂上ゴール。この週末はCL決勝もあるけどジロも見逃せませんな!