「大久保当確、前田落選?」J1第11節 ヴィッセル神戸-ジュビロ磐田(3-0)

大久保と前田、駒野というW杯メンバー当落線上にいる選手が出場していることで注目された試合だったが、この日に関しては大久保のアピールが目立った感じだったね。
試合は、やはりJ1下位チーム同士の争いらしく攻撃よりも守備に重点を置いた戦いで、互いに少ない人数で攻め込もうとするが、数的優位に立っている守備の壁を突破することが出来ず、さほど決定的なチャンスが作られないままに時間が過ぎていく。
しかし35分に、神戸の試合では滅多に見ることが出来ない(笑)流れるようなダイレクトパスから前線に飛び出したSBの茂木にボールが渡り、見事なゴールが決まった事で流れは神戸に大きく傾いた。
後半になると、当然ジュビロは攻勢を仕掛けようとするが、そつなく守る宮本を中心とした神戸の守備を崩すことが出来ず、逆に神戸は11分に大久保らしい混戦からのダイレクトボレーが決まり、35分にはカウンターからとどめの3点目が入って神戸が意外な?完勝を飾った。
神戸は大久保の調子が上がって来た事もあるが、やはりボールを溜めてパスを出せるボッティの存在が大きかった。CBの宮本もベテランらしく対人に落ち着きがあり、無駄なファールを与えず神戸のペースを崩さない守備が出来ていた。つーか、何でその2人を今まで使わなかったんだろうね?
磐田は前田、イグノはもちろんだが全体的に調子がいまひとつで、特に後半は神戸に対して運動量で劣り、先に足が止まって反撃の糸口すらつかめなかった感じ。W杯的には、おそらく駒野は呼ばれるだろうけど、この調子じゃ前田は厳しいなあ・・・大久保はこの調子を維持できるなら代表に選ばれてもおかしくはないが・・・はてさて。