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「とうとう平井まで・・・」J1第6節 大宮アルティージャ-ガンバ大阪(1-3)

ペドロ・ジュニオールが退団して帰国、チョジェジンまで怪我をしてしまったガンバは、なんと平井の1トップに宇佐美が2列目で起用され、全員が日本人で固められるという西野監督らしくない大胆なスタメンとなった。
そのせいか序盤のガンバは非常にミスが多くてボールの失い方が悪く、大宮の早いプレスからの攻撃で何度もビッグチャンスを作られ、あの明神でさえトラップの瞬間に体を入れられて奪われて先制点を決められたように、藤ヶ谷のビッグセーブが無ければ前半で3点は取られていた試合内容だった。
ところが、前半終了間際に宇佐美のアウトサイドのパスに鋭く反応した平井がきっちりコースに決めてガンバがワンチャンスで同点にした事で、流れは完全にガンバに傾いてしまった。
後半になると大宮には前半ほどの勢いが無くなり、逆にガンバは山口に代えて大塚を投入した事が上手くはまり、パスコースを作る動きが大宮の守りを混乱させてペースを握ると、後半の4分、8分とセットプレイから効率よく得点を重ねてガンバが大宮を一気に突き放した。
しかしガンバはようやくリーグで勝利したとは言え、ここまで9得点と完全にガンバのエースになっていた平井が肉離れっぽい故障で離脱し、山口や橋本も怪我と火曜日にはACLが待っているのにどうすんだという感じ。でも逆に言えば、ここで水原相手に若手が活躍すると大きな財産を手にするわけで、かなり厳しいとは思うが何とか結果を残してもらいたいところだろう。宇佐美もこの試合はよく守備をしてたね。パスアンドゴーの動きはまだまだ足りないけど。
大宮はラファエル、藤本いない状況でまずまず良くやっているとは思うけど、あれだけの決定機で決められないとどんなチームでも負けるわな。それでもまだ後半にじっくり守って入れば良かったのかもしれないけど、両方が攻撃的な交代になったところで、勢いががらっと変わってしまったのが悔やまれるところだね。

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