「マルティンスいたんだ(笑)」ドイツ・ブンデスリーガ第25節 ヴォルフスブルク-ボーフム(4-1)

最近はスタメンから外れてしまっていた長谷部だけど、この試合ではCBのバルザリが怪我で退き、そこに本職じゃなくて何故かリーターがCBに入ったために出場が回ってきた。
ヴォルフスブルクはミシモビッチが欠場したために4-4-2の布陣を取っていたのだが、当然普段とは違う戦いに選手間のコンビネーションが悪く、0-1と先制点を奪われてもボーフムの組織的な守備の前にFWが孤立、長谷部もほとんど攻撃に目立つ場面は無くて無難にパスをつなぐだけのプレイに終始していて、内容的に光明が見えないまま前半終了。
後半からは、こんなところにいたんだ、のマルティンスがグラフィチに代わって出場するも、あまり大きな変化は無かったのだが、60分に左サイドからのクロスをジェコが足先で合わせて流し込んだ同点ゴールが決まると、不思議と両チームの出足がそこから一気に逆転し、試合はヴォルフスブルクの一方的なペースに。
そして75分にスルスルと右サイドから抜けた長谷部の折り返しにマルティンスが合わせて逆転すると、そこからあれよあれよと止めの2ゴールが決まって結果はヴォルフスブルクが4-1で快勝。
内容的にはあまり褒められたものではなかったが、復帰のマルティンスのゴールに、中盤ではサンタナが4点目のミドルを決め、リーターがCBでも無難なプレイを見せるなど、今まではケストナー定食とばかりにスタメンを固定し続けていたヴォルフスブルクにも、ローテーション出来るだけのポテンシャルがあるという事が分かったという大きな収穫があったように思う。ま、それを監督が実行するかはまた別なんだけど(笑)。
長谷部については、右MFで出場していた割には全体的には相変わらず地味で、監督が「長谷部でなきゃ!」と思わざるを得ないような攻撃への貢献度は無かったけれど、アシストと言う結果を出せた事は良かったように思う。中盤のライバルであるサンタナが得点を決めただけに、これからも激しい競争は続きそうだが・・・