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「ジーコジャパンへの第一歩」アジアカップ予選バーレーン戦展望

とりあえず相手がどうこうよりも欧州組、特に本田に注目が集まっているバーレーン戦ですが、W杯への道のりと言う点では重要な試合になったと思いますね。
東アジア選手権で散々な内容と結果に終わってしまった事で、岡田監督的には何が何でもこの試合で快勝して、世間へのアピールはもちろんの事、チームの自信を回復させると共に、選手に対する自分の求心力を取り戻す事が必要になって来ているはずです。
チームコンセプトにそぐわないという事で、今までは中村のサブとしてでしか位置づけられていなかった本田をFWとして起用するところに、岡ちゃんの得点と勝利に対する渇望が現れていると見ていいでしょう。
そして、この試合でこのメンバーが結果を出せば、これがかなりの高い確率でW杯本番でのスタメンになる可能性が高くなると思います。バーレーンが若手主体のメンバー、それも来日した次の日の試合と来れば、日本が勝つのは海外組うんぬんは関係なく、たとえ東アジアのメンバーでもたやすい事でしょう。
つまり、現在レギュラーとして毎試合出場しているのが長谷部だけ(本田はまだ未知数)なのに海外組が主体で国内組は置いてきぼり、CBの層が極端に薄い、相手の良さを消すよりも「自分達のサッカー」を成立させる事でいっぱいいっぱいのチームで本番を迎えるという、まさに4年前に経験したそのまんまの事態が展開されようとしているわけですよ。
バーレーン戦に勝って東アジアが無かった事になって、これでW杯は大丈夫だ!という空気になってしまうのが一番怖いんですがねえ・・・万が一、苦戦や敗戦をしたとしても協会はどうせ岡ちゃんを首にはしないから、どっちを引いてもババな事には変わりないんですがね(苦笑)。
まあ、個人的には中村の帰還で地に落ちた欧州での日本選手への評判を再び回復させるためにも、本田が本番で点を取ってくれさえすればいいかと岡田ジャパンに対しては達観してますけどね(笑)。

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