サイトアイコン 旧閑ガゼッタ

「ファーガソン、レオ様を一蹴」欧州CLベスト16第1レグ ACミラン-マンチェスター・ユナイテッド(2-3)

最近は、エスパニョールやヴォルフスブルク、日本代表というアレなチームの試合ばかりを見ていたせいで、サッカーってこんなつまらんスポーツだったのかと勘違いしそうになってましたが、この試合を見てまず思ったのは、サッカーってやっぱり凄く楽しいものだったんだなと(笑)。
当たり前だけど、まずプレイの選択や判断が早くてほとんどミスが無い。そしてロナウジーニョを始めとして各選手が1対1でマークされていても慌てることなくボールを落ち着かせてつなぐことが出来る。物凄いサイドチェンジやスルーパスが無くても、それだけでボールはスムーズにゴール前まで運ばれるし、チャンスを作れるんだよなあと改めて感心してしまった。
試合のほうは、ロナウジーニョとパトというタレントをウイングで起用するミランが、前半は彼らを起点にしてサイドを支配して次々にチャンスを作ったのだが、決定機を決められずにロナウジーニョの1点のみで前半を終わってしまい、逆にマンUはやられっぱなしの中で36分にワンチャンスから同点に追いついた事で流れが変わってしまった。
後半になると、あえてピルロ封じにトップ下のマンマーカーとしてパクチソンを配置したファーガソンの勝負勘が冴え渡り、運動量に不安があるミランはピルロの存在感が消え始め、それにつれてサイドの攻防でマンUが優位に立つようになり、サイドのケアでミランの守備にも穴があき、案の定クロスからルーニーに2点を追加されてジエンド。
まあ、レオ様とファーガソンでは監督としての経験が雲泥の差であり、それがモロに出てしまった感じだね。でもミランの3トップは非常に強力で、この試合でも圧倒していた前半に3点ぐらい取れるチャンスは十分にあっただけに、オールドトラフォードでその能力が発揮されるとマンUとて安閑とはしてられないだろう。レオ様には頑張って欲しいね!

モバイルバージョンを終了