「岡田監督に反旗、大いに結構」東アジア選手権香港戦展望

さて早くも明日に迫った香港戦の展望ですが・・・特に無し(笑)。
ってのもアレなので、まあ戯言程度にちょっと語りますか。
おそらく、香港はこれからW杯前に対戦する相手としては最弱ですが、何しろ初戦に引き分けているので岡ちゃんはさほどメンバーは落とさないでしょうし、相変わらず懲りもせずにチビッ子ショートパスサッカーに固執してしまっている現状では、せいぜい小笠原がボランチになるぐらいが違いと言えば違いなぐらいで、点はさすがに入るでしょうが、たとえ練習試合で4点を取っても今更平山を先発で起用するような発想の転換は今後もまず無いでしょうからね。
そういう意味で、これからポイントになって来るのは、トルシエ時代にはおなじみだった「選手の反乱」(笑)。
サッカーと言うスポーツにおいては、チームの規律、システムが重要なのはもちろんですが、それと個人の自由な発想、アイデア、阿吽の呼吸というものが同じくらいの重みを持っている事は今更言うまでもないわけですが、未だにマスコミにおいては10年前と同様に相反する要素として語られてしまうんですよねえ・・・
サイドから崩す、という形は現代サッカーの攻撃方法としては必須の手段ではあるけれど、それだけにこだわっても相手に対策されたら高さの無い日本はそれで終わり。どこかで、人数をかけた攻め上がり、ワンツーといったリスクをかけないと、1対1で勝てない日本はいつまで経っても得点できません。
くどくどと何度もここで書いている事ですが、サッカーは後出しジャンケンが自由なスポーツです。相手の出方を見て複数の選択肢を臨機応変に使いこなせる、パスやランのペースアップ・ダウン、リスクマネージメントの意思が瞬時に統一されるチームが強いのです。
とは言え、岡田ジャパンが南アフリカW杯でオランダやデンマーク相手にそんな姿を見せてくれるとは露ほどにも思わないので(笑)、せめて今後アジア予選を突破していく上でも、香港戦でそんな格の違いを感じさせる余裕を見せてもらいたいなと思いますです。