「再試合の再試合は御免」FAカップ4回戦 リーズ・ユナイテッド-トッテナム・ホットスパー(1-3)

前回の試合では終了間際にPKを与えて同点再試合と言う、スパーズの詰めの甘さが目立った試合だったが、リーズのホームであるエランドロードでは、満員のリーズサポーターの大声援にも負けず、スパーズが見事な試合を見せて完勝。
スパーズは前回の試合で2ゴールを決められたベックフォードに対して厳しくマークを付け、それ以外の選手が高い位置からプレスをかけてベックフォードに対して良いパスを出させず、プレスで奪ったボールを素早くベントリーとベイルのサイドに展開し、鋭い切れ込みからクロスを何度も上げてチャンスを量産、それにデフォーがきっちり応えるという申し分ないパフォーマンスを見せ付けた。
逆にリーズは、雨でぬかるんだピッチでは残念ながらスパーズとの基礎技術の差が目立ってしまい、相手の素早いプレスの前に各選手が良いボディシェイプでボールを受ける事ができず、苦し紛れのキープやパスを奪われては守備に戻るという動きを強いられ、頼みのベックフォードも孤立と、後半の途中からは完全に息切れを起こしてチャンスらしいチャンスが作れなくなってしまった。
こんな試合が出来るなら、なんでスパーズはホームでやれなかったんだって感じだが、今回に関しては勝ちたいかどうかというよりも、また再試合は御免だという恐怖心がモチベーションになっていたのでは、と思いたくなるぐらい、同点にされてからのペースアップや勝ち越し点を挙げた時の喜びが目立っていた感じだったね(笑)。
しかしベネズエラ戦の後にプレミアの試合を見ると、同じスポーツとは思えないぐらいにチャンスの数が違うよなあ(苦笑)。これは日本とベネズエラの攻撃がしょぼいのか、それともプレミアがザルなのか・・・