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「やっぱこっちのほうが期待感があるよなあ」キリンチャレンジカップ2009 日本-スコットランド(2-0)

スコットランドがベストからはほど遠いメンバーで来日したおかげで、日本は森本を含む新戦力が揃い踏みしたメンバーとなり、非常に新鮮な印象を受ける試合だった。
それでも、遠藤か中村憲、長谷部がいないとまともにボールが回らないという前提を無視した、稲本と橋本という面子をボランチにしたおかげで、前半は前田の1トップに全くボールが入らずにサイドも沈黙したままで、本田はもともとオフザボールには期待できない選手だし、石川も空気だった前田のトップ下ではどうにもやりようが無く、中村憲のウイングもほとんど機能していなかった。
それが修正されたのは、後半も20分になってからで、中村憲がボランチに入ったことでようやく日本にパスのリズムが生まれてサイドが高い位置に上がれるようになり、そこから松井のキープや大久保の飛び出し、森本のポストプレイからの反転と言ったプレイが生き始め、それが日本の2点目へとつながったように思う。
特に、森本はイタリアでも1トップで揉まれているだけあって、1トップの守備と言う面ではまだ岡田ジャパンにとって足りない部分は多いだろうが、ポストプレイの確実度はどの日本のFWよりも高く、点につながった狭いスペースでボールを受けて反転シュートを放つ能力も、やはり他の誰も持ちえていない能力だと言える。
とは言え岡ちゃんの事だから、トーゴ戦にはいつもの代わり映えしないメンバーが並ぶんだろうけど(苦笑)、どうせ今の「ベストメンバー」だと本大会でせいぜい2分1敗が関の山という感じがするし、もっと勢いのある選手を起用して欲しいところなんだけどねえ・・・

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