「文字通りの崩壊」J1第27節 鹿島-名古屋(4-1)

うーん、鹿島はいったいどうしてしまったんだろうね・・・
わずか試合開始5分で、ケネディの高さに岩政がかぶってブルザノビッチに先を取られてからの失点だったし、2点目も内田と曽ヶ端の息が合わずにみっともない失点、4点目も曽ヶ端から内田に渡ったボールをヘディングでブルザノビッチに渡してしまった超凡ミス。
もちろんミスだけじゃなくて試合の内容的にもひどいもので、まるで油が足りなくてギシギシ言っている機械のように各選手の動きや連動性が好調時に比べると半分以下に鈍く、そんなに凄いわけじゃなかった名古屋のパスワークにさえ後手に回って簡単にゴール前へとボールを運ばれてしまい、攻撃でもマルキーニョスがボールを受けてもそこへのフォローがほとんど無くて、攻撃のきっかけさえろくに作れない有様だった。とにかくこれは重症だねえ・・・
名古屋は過密日程により三都主をボランチの位置に置く冒険的な起用をしたが、これがピクシーマジックで実に大当たり。
今までだと、中村や吉村があまりにも動き回りすぎて中盤でボールが落ち着くことが少なかったが、三都主は良い意味であまり動かずにDFラインの前でどっしり構え、シンプルでタイミングの早いパスワークでブルザノビッチの飛び出しを活かすなど、名古屋の攻撃に新たなリズムを与えていた。とは言え、この試合では鹿島のレベルが低すぎて守備面での不安が表に出てこなかった面はあり、今後も注目していきたいところだ。