「一歩後退、半歩前進の中村」リーガ・エスパニョーラ第4節 エスパニョール-マラガ(2-1)

昨日は自転車世界選手権タイムトライアルも見たかったので、中村が途中出場してからの観戦。しかしそれにしてもカンチェラーラ強すぎ・・・
中村が欠場したデポルティボ戦でチームがリーグ初勝利を挙げ、その試合で先発した選手が当然ながらこの試合でもスタメンとなり、怪我明けの中村はベンチスタートという一転してピンチな立場になってしまったわけだが、その危機感が少しはプレイに現れていたようで少しほっとしたところ。
まだ他の選手に比べると、ボールを持ってコネたり、止めてからバックパスといった攻撃を遅らせるプレイの割合は多いが、それでも前回に比べるとワンタッチ・ツータッチでボールを早く動かそうという意識に加え、あまり中に入ってウロウロせずに、基本的にはサイドに開いた位置で縦に大きく動くポジショニングが見られ、チームがやろうとしているサッカースタイルとの乖離は少なくなってきたように思う。
ただ、同じ2列目のライバルであるベン・サハルやイヴァン・アロンソがこの試合で得点という結果を出し、エスパニョールのサッカーに不可欠な縦への推進力を持つコーロや若手のカジェホンが堅実なプレイを見せている状況では、またすぐスタメンに復帰できる可能性は極めて少ないと見るべきだろう。そのためにも、流れからなどと贅沢は言わず、FKでもPKでもとにかく得点という結果を出すしかないだろう。