「骨を切らせて肉を断つ」オランダ戦の展望&本田圭のPSV移籍話

いや、残念ながらもうPSVはビッグクラブじゃないとは思うけど・・・
いきなりチェルシーやリバプールに移籍しても、セルティックの水野以上に出番は無いだろうし、ステップアップの段階としては良いところだとは思いますがね。
ただ、ネット上にあるレポートを見ても、今の本田は相手チームから集中してマークを受けているようで、高さがあるとか足が速いとかといった1対1を制する大きな武器が無い本田にとっては、よほど足元のテクニックを鍛えるか、ペルージャ時代の中田のように、運動量で相手のマークがへばるまで走るかしか無いわけで、どっちも本田にとっては厳しいハードルのような気がしますねえ・・・個人的には是非運動量を改善して欲しいのですが。
さて、森本の離脱が決まって、さらに本田のプレイが注目される事になるであろうオランダ戦ですが、一応岡ちゃんは攻撃的に行くという事を示唆しているようですね。
口では攻めると言いながらも、選手の配置や監督・選手のメンタルの伝染などで、勝手に守備的なサッカーになってしまうパターンは多いのであまり期待しすぎないほうがいいかとは思いますが、ここは単に攻めるだけではなくて、まず絶対に先制点をもぎ取るという目標をクリアして欲しいところです。
アクションのコラムにも書きましたが、日本は自国開催以外のW杯ではまだ1勝もしておらず、6試合で11失点を喫してしまっているんですよね。つまり、日本は得点力不足で負けていると言うよりも、単に守備力が無くて負けているチームなんですよ。
まあ、守備ほったらかしのジーコジャパンだけで7失点している点については同情しますが(笑)、強豪国が本気になって攻めて来る状況での経験があまりに少なすぎる点が大きいのではないかと思ってます。そして、ドイツでのオーストラリアやブラジルはもとより、サンドニのフランスしかり、CWCのガンバしかり、そういう時は必ずといっていいほど日本はあっと言う間に失点してしまっているんですよね。
なので、単にアウェイで試合をするだけではなく、まずは相手から先制点を奪って本気にさせる事。そしてどんな手段を使ってもいいから、1秒でも多く相手が本気の時間帯を作る事。それが、来年の結果を左右する重要なポイントになるでしょう。