「民主党圧勝」J1第24節 川崎-清水(1-1)

衆議院議員選挙は、予想通りと言うかそれ以上に民主が圧勝してしまいましたねえ・・・
私はマスコミのお祭り騒ぎが見たくなかったので、サッカーとブエルタを見ているだけで結果は朝になってから知りましたが、選挙の投票会場ではいつもの選挙よりも明らかに人出が多く、これだけ投票率が高そうだと自公は壊滅するだろうなとは思っていました。
世間ではばら撒きに釣られる衆愚、みたいな意見が見られますが、この選挙で真面目にマニフェストを信じている人はおそらく皆無に近く、結局は小泉氏の時と同様に、国民は今の政治にとことんうんざりしていて、何かしらのチェンジを望んでいただけなんですよね。
内部の人事は学閥や持ち回り縁故で固められ、海外的なコネは皆無に等しく、外国人監督による外圧とパイプにしか期待できない某協会と長く付き合っていると、その気持ちというものが本当によく分かります(笑)。
政治もサッカーも、就任してからが本当の勝負なのは同じです。民主党の働きに期待しましょう。
 
 
 
・・・で終わってしまったらいかんよな(笑)。と言う訳で週末のJリーグの戦評のほうを。
2位と3位の直接対決と言う事で今節最も注目されたカードは、共に堅守速攻を得意とする両チームの良さが出た、スピーディーで切れ味の鋭いサッカーが繰り広げられたが、結果は文字通り痛み分けの1-1ドローに終わった。
とは言え、サッカーの内容的には7試合負け無しの清水が上回っており、2ラインのゾーンでしっかりと川崎の3トップを封じると、岡崎の献身的な飛び出しとヨンセンのポストワーク、好調さを取り戻してきた市川の積極的なオーバーラップで、川崎GK川島の活躍にゴールこそ防がれてしまったが、特に前半は川崎を内容で圧倒していた。
逆に川崎は、心臓の中村憲が伊東と本田拓のボランチコンビに封じられ、矢島やテセもトップでほとんど起点を作れず、何とかパスをつないで清水ゴールまで迫っても相手の着陣が早くて実効性のあるチャンスが作れず、ロスタイムのセットプレイで追いつけたのはラッキーと言って良い内容だった。
しかし岡崎のプレイを久々にじっくり見たけど、いつの間にかチームでも自信に満ち溢れたプレイぶりになっていてちと驚いた。W杯本番でのFWについては実績重視派の私だが、岡崎が今の姿勢を持ち続けているならば、スタメンに並んでもチームにとって損な点はほとんど無いように思ってしまう。FWの海外移籍は相当厳しいが、是非本番で結果を出してチャレンジして欲しい選手だ。