OVERCOMING-ツール・ド・フランス-激闘の真実

久々にやっちゃいました録画ミス(涙)。
と言うわけで、昨日はサッカーは見られずに録画しておいた、「OVERCOMING-ツール・ド・フランス-激闘の真実」というJSPORTSでやっていた映画を見ることにしました。
これは、2004年のツール・ド・フランスで、ビャルネ・リース監督が率いるチームCSCの裏側にまで完全密着レポートしたドキュメンタリーで、普段はまず表に出てくることが無い選手と監督の話し合いやマッサージ中の談話、落車で怪我を負った後の選手のケアなど、貴重な映像のオンパレードでした。
それにしても、この年のCSCは狙ったかのようにチームにいろんなドラマが生まれており、ドーピングによる選手の失格にベテランスター選手の引退、チームのエースであるイヴァン・バッソの母親がガンになっている事が分かり、ツール最大のライバルである精巣ガンから復活したランス・アームストロングに精神的なケアを受ける姿・・・
自転車競技の関係者は絶対マゾじゃないかと思えるぐらい、華やかなツールという舞台の裏側では、肉体的にも精神的にもギリギリまで追い詰められる選手や監督の姿がこれでもかと流され、自転車に限らずプロスポーツイベントの舞台が高ければ高いほど、関係者の喜びと落胆の落差は大きくなるのだな、と実感させられます。
自転車レースに少しでも興味がある方はもちろん、プロスポーツの内幕を見てみたいと思う人にも、お薦めの映画だと思います。