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「エース自身のアシスト対決」ツール・ド・フランス2009 第20ステージ

この土日は旅行に行ってたので、時間差での録画観戦レポートになります。
今年のツール最後にして最大の山場と見られていたモン・ヴァントゥー頂上ゴールステージでしたが、3位のランスから6位のフランク・シュレックまで38秒差と言う僅差の表彰台争いが焦点になってしまったために、アスタナのコンタドールとサクソバンクのアンディの、総合1位と2位の両エース同士が対決するのではなくて、ランスとフランクのアシスト陣をアシストするという奇妙な戦いになりました。
http://www.cyclingtime.com/modules/ctnews/view.php?p=11585
アンディは終始プロトンに対してアタックをかけようとしてましたが、アタックをかけた後にコンタドールを離せないと悟るや否や、すぐに兄フランクがついて来たかどうかを確認し、離れていたらペースを落として再びプロトンに合流するという動きをしてました。
ランスは3位に残るだけならウィギンスとフランクをマークしておけば良く、コンタドールはおそらくアンディほどにはランスに対して気は使っていなかったでしょうが、ヴァントゥーの強風を考えればアンディを突き放そうとするリスクを犯す必要も無く、それが結果的にランスのアシストみたいな形になってましたね。
そしてこのプロトンのけん制でガラーテとトニ・マルティンの逃げが残ってしまい、それぞれステージワンツー、シュレック兄弟とコンタドール、ランスは同グループで入り、ニバリとウィギンスも粘ってそれほどタイムロスはせず、クレーデンだけがタイムを落として総合順位を下げ、3位以下はランス・ウィギンス・フランク・クレーデン・ニバリで確定しました。
日本勢はともにきっちりグルペットでゴールし、とうとうパリに帰還しシャンゼリゼステージへの登場が決定。いや、楽しみですな!

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