「勝つ時はこんなもの」ACLベスト16 名古屋-水原(2-1)

いや~、しかし西アジアもそうだったけど、東も有利と見られていたほうが負けてしまい、日本勢では最も厳しい対戦相手かなと思われた名古屋が勝ってしまうとはね・・・これだから一発勝負は恐ろしい。
その名古屋は、当然楽勝という試合内容ではなく、終始ロングボールを放り込んでくる水原の攻撃を受けてDFラインが押し上げられず、玉田もダヴィも水原の高さとフィジカルの前にボールがキープ出来ずで、中盤に広く開いたスペースを中盤が何とか1対1で止めようとはするのだが、相手の勢いに対して受けに回る守備になってしまい、簡単に交わされてゴール前まで持ち込まれてしまう厳しい展開。
幸い、あまり水原の前線に決定力が無くて楢崎の好セーブなどで攻撃をギリギリ耐え忍ぶと、前半に相手のオフサイド崩れからワンチャンスで小川がゴールに流し込み、後半も相手が一瞬プレスの勢いを落とした瞬間に玉田が2点目と、その直後に1点を返されはしたが名古屋はこれ以上無い効率の良さできっちりと勝利をものにした。
ま、ぶっちゃけ名古屋の勝因と言えば、「ピクシーの強運凄いね」としか答えられないような試合だったし、リバウドのいるブニョドゴル、中東最強のアルイテハド、ニューカッスル偽者を6-0で破った浦項のどれにも当たらないという可能性は限りなく低いけど、ケネディが入ることで前線に起点を置けるようになって、DFラインの押上げとサイド攻撃へのつなぎが可能になれば、多少はこれからの決勝トーナメントで名古屋にも勝ち上がっていけるだけのチームになれるかもしれない・・・と期待しておく(笑)。つーか、CHも補強しないの?