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「岡ちゃんの限界、日本の限界」南アフリカW杯アジア最終予選グループA オーストラリア-日本(2-1)

まあ、ここで変に勝ってしまうよりも、チームの作り方を考え直すきっかけをもらえたと思えば良い試合だったのではないだろうか・・・と無理やりポジティブに考えてみる(笑)。
結局、個の力では勝てないから組織で対抗というのは幻想と願望に過ぎず、今時はブラジル以外(笑)のどこの国でも組織を高めてくるのが当たり前であり、日本程度のレベルの国が「個はあっても組織に合わないからこの選手は使わない」などと考えていたのでは、永遠に世界のベスト4など無理な話なのだ。
この試合で世界に伍していける能力を示したのは闘莉王と楢崎ぐらいで、玉田の意識は8割方後ろのほうを向いていたし、今野と橋本は個人として頑張ってはいたけど攻撃の中心とはなり得ていなかったし、内田や長友のクロス精度ではオージーや欧州相手に何百本蹴ってもチビっ子FW陣にボールは届かないだろう。
だいたい、ジェラードシステムなんざシャビ・アロンソのゲームコントロールあってのものなのに、マスチェラーノ(には失礼だけど(笑))タイプを2人置いて機能させるなんて発想をすること自体が驚きで、遠藤不在で中村憲にあのポジションで何かを期待されてもそれは気の毒というものだ。
アジアカップでボールを支配しきって優勝したトルシエジャパンが、サンドニで痛い目にあって本大会仕様にモデルチェンジを図ったように、ここが「今まで作り上げてチームになって来た」と岡ちゃんが自信を持っているらしい”仲良しアジア仕様チーム”を一度ぶち壊すチャンスである。闘莉王と中澤、遠藤、中村、長谷部、楢崎は代えが利かないし、内田と長友も他に候補がいないのでどうしようもないが、あとは全て白紙にしてしまってもいいのではないか。
欧州で結果を出している森本や本田圭(福田健二も入れてもいいかもしれないが)など、個として世界を知っている選手を生かす覚悟と努力をしなければ、またもやパスを回すだけで点が取れないフランスW杯と同じ目に遭ってしまうことになるだろう。
って岡ちゃんはこれっぽっちもそうとは思ってない様子なのが困ったもんだけどねえ。あまりに他人事な物言いから監督辞めるんじゃないかと懸念(?)するメールをいただきましたが、あと1年でヒディンクのような監督を協会が呼べるとは到底思えないので、もし辞意があったとしても協会は必ず引き止めるでしょうなあ・・・(苦笑)

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