2009年5月

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「Jとサウジの快進撃」ACL各グループの動向

さて、グループステージもこれで終了ということでちょいと結果をおさらい。 まず名古屋のグループEは蔚山がホームでニューカッスルに破れてしまったためにニューカッスルが2位で勝ち抜けし、鹿島のグループGは水原が予想通りアームド・フォーシズを下して2位抜け。グループHはご存知のように川崎が直接対決で負けたために浦項が逆転1位。 そして驚いたのがガンバがいるグループFで、ソウルはガンバに勝っても山東がスリウ […]

「宇佐美ショーはほんのちょっぴり」ACLグループH ガンバ大阪-ソウル(1-2)

1位通過決定後の試合とあって、公式戦初登場の宇佐美を始めとしてDFの中澤以外は全てサブメンバーで臨んだガンバだったが、ソウルが前回と同じようにパスをつなぐサッカーをして来た事もあって、意外ときちんとした試合になっていた。 ガンバは中澤の統率が効いているのかDFラインがあまり下がらず、ソウルのパスワークに対して常に人数をかけたプレスをかけて1対1での弱さをカバーし、大きな展開こそ少ないものの浮き球を […]

「当然こちらは地獄」ACLグループH 川崎-浦項(1-1)

まあ、死者に(死んでないって(笑))鞭打つ真似はあまりしたくないけど、ホームでこの試合内容と結果はちと情けなさ過ぎたね・・・ まず鹿島と同じように前へ前へと飛ばしてくる相手に対して、PA付近で2回も余計なファールを犯してしまってFKから先制を許し、川崎はすぐにペースアップしてブラジル人のボールキープ力で何度もサイドを破るんだけど、そこからの崩しに工夫と精度が足らずにテセも決定的なチャンスを外し、点 […]

「結果だけは天国」ACLグループG 上海-鹿島(1-1)

こちらのほうを天国と書いた理由は・・・まあ言わずもがなですな(笑)。 鬼門の中国アウェイにベストメンバーで臨んだ鹿島だったが、いきなりお約束の殺人タックルで頭に血が上ったのか、徹底的に縦へのプレスをかけてくる上海に対して縦に早い攻撃を仕掛けようとしてしまい、ミスから右サイドのマオ・ジャンチンとフレブのスピード攻撃を受け、わずか9分にFKからマークを外してしまって痛い失点。 その後も鹿島の歯車はかみ […]

「精神的な余裕の差」J1第12節 浦和-ガンバ大阪(0-0)

浦和とガンバの試合と来れば、ガンバがポゼッションして浦和が堅く守ってカウンター、というのが従来のパターンだったが、驚くことにこの試合ではそれが完全に逆転してしまっていた。 闘莉王と坪井のCBコンビの位置取りは、それが何故代表で出来ないと言いたくなる位に非常に高く、浦和はガンバの攻撃を終始高い位置で跳ね返し、前節はあまり存在感が無かったエスクデロも、SBの上がりが活発になった事もあって孤立せずに済み […]

「浮上のきっかけ」J1第12節 清水-大分(3-1)

結果だけを見れば今期絶不調の大分がまたも敗戦、といった形にはなるのだが、内容的にはむしろ大分のほうが上回っていたと言える。 大分はFWのレギュラーと控えが丸ごと、外国人ボランチコンビも不在と、ほぼ2軍と言っていいメンバーで臨んだが、それでも今までの試合に比べるとプレスが連動しており、確かに経験不足ゆえに単純なミスから早々に2失点してしまったが、1点を返してからの後半は完全に清水を圧倒していた。 そ […]

ジロ・デ・イタリア2009

ツール・ド・フランスのように毎ステージレポートはしないですが、ジロもしっかり毎日(終盤は)ライブで見ております。 100周年を迎えたジロの、今年のコースの特徴は、序盤と終盤に頂上ゴールが集中していること、例年のミラノ最終ステージではなくてローマが最終地点になっている事、そして近年では珍しい60kmという長さ、しかも登り基調のタイムトライアルがあるという点でしょう。 当然、その12ステージのTTまで […]

「闘莉王オンステージ」J1第11節 浦和-川崎(2-3)

ここまで9戦無敗で暫定首位に立っていた浦和だが、浦和2点目のヘッドと川崎2点目のPK献上、3点目はチョン・テセのマーキング遅れと、3点に絡む大活躍(笑)で川崎に苦杯。 負けたとは言え、浦和のサッカーには着実に進歩が見られるのも事実で、中盤のパス回しにはスピードが感じられるようになったし、スローインの素早さにも全員の動き出しに対する意識の高さが垣間見えた。が、ポンテが不在なのもあって、パス回しにリズ […]

「突っ張りあいはやっぱり決定力」ドイツ・ブンデスリーガ第32節 ヴォルフスブルク-ドルトムント(3-0)

まだUEFAカップを狙える位置にいるドルトムントと、何と4位まで勝ち点2差という大激戦のマイスターシャーレ&CL圏内争いを続けているヴォルフスブルクの試合は、ヴォルフスブルクがホームで強さを見せて3-0の完勝。 とは言え、ヴォルフスブルクがホームで押し捲った展開というわけではなく、ドルトムントも高い位置からプレスをかけて速い攻撃を仕掛ける、いわば突っ張りあいのような激しい試合だったが、やはりリーガ […]

「天地人ダービー」J1第11節 山形-新潟(0-1)

「天地人ダービー」と銘打たれ、好調なチーム同士の試合とあって結構な人数が集まった山形ホームの試合だったが、結局山形は0-1の敗戦に終わった。 試合はマルシオ・ペドロジュニオールのホットラインを中心に新潟が攻め、山形がしっかりと守って隙を突いたカウンターを狙うという予想通りの展開に終始したが、山形の守備が序盤の快進撃をしていた頃に比べると、プレスの勢いが落ちてPA内で人数をかけて守らざるを得ない場面 […]