ジロ・デ・イタリア2009 第12ステージ個人タイムトライアル

昨日はACLの名古屋の試合を見ようかなと思ったのですが、やはり今年のジロ最大の山場の抵抗に抗えるはずも無く(笑)、こちらをライブで見ておりました。
距離は最近ではめったに見られない60km、しかも途中に3級と2級の登りを含む過酷なタイムトライアルだけあって、純粋なタイムトライアリストよりは総合を狙うオールラウンダーが活躍しましたね。
そんな中で、2位のライプハイマーに20秒の差を付けるスーパータイムでトップとマリアローザを同時に奪ったのが、ラボバンクのメンショフ。今までは常にグランツールの上位に来ながらもなかなか勝利を挙げられない善戦マンだったのですが、今年のジロでの力強さは一皮剥けた感がありますね。
同じく善戦マンのライプハイマーも、堂々とランスをアシストに追いやる安定感で、40秒差の総合3位にステップアップ。TT不得意のディルーカも約2分差の遅れに留まり総合2位をゲット。総合争いという意味でもメンショフを射程に入れたまま山岳に入れるのは大きいですね。
逆にバッソやロジャース、サストレは総合争いからは一歩後退というところ。バッソのチームメイトであるペッリツォッティがトップから2分差の総合4位で、バッソよりも1分良いタイムでいるだけに、場合によってはペッリツォッティがチームオーダーで優先される場合が出てくるかもしれません。
そして注目のランス・アームストロングは2分26秒遅れの13位でゴール。何でもない登りで遅れていた序盤を考えるとかなり復活してきた感じですが、総合ではもう6分差がついていて事実上優勝は不可能でしょうな。こうなったら、是非一度絶対的なエースだった頃には不可能だった、ステージ序盤からの大逃げをやってもらいたいものです(笑)。いや、マジでそれは見てみたいなあ。