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「天地人ダービー」J1第11節 山形-新潟(0-1)

「天地人ダービー」と銘打たれ、好調なチーム同士の試合とあって結構な人数が集まった山形ホームの試合だったが、結局山形は0-1の敗戦に終わった。
試合はマルシオ・ペドロジュニオールのホットラインを中心に新潟が攻め、山形がしっかりと守って隙を突いたカウンターを狙うという予想通りの展開に終始したが、山形の守備が序盤の快進撃をしていた頃に比べると、プレスの勢いが落ちてPA内で人数をかけて守らざるを得ない場面が多かったのが気になった。
新潟が後半15分に挙げた得点も、山形の守備陣が低い位置に固まったところでペドロジュニオールにミドルシュートを打たれ、こぼれ球がゴール前にいた矢野の足元に転がって押し込まれたもので、やはりラインを上げる事が出来ずにPAの中で守備をしているとどうしてもこういう失点は起こってしまうものだ。
もっとも、新潟も先制点を奪った後は攻め急ぎと中盤のパスミスが非常に目立ち、いくらダービーとは言えあまりいただける内容ではなかったのは反省点。このところはシーズン序盤に出遅れていたチームの健闘が目立ち始めているだけに、山形はもちろん、新潟とてうかうかしているとまた昨年の泥沼残留争いにはまってしまう可能性が無いとは言えないだろう。

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