リエージュ・バストーニュ・リエージュ2009

今晩からCLの準決勝、明日はJも開催という事で、この時期はサッカーファンにとって最も忙しいシーズンになりますよねえ。と同時に、自転車も春のクラシックが終わってジロ・デ・イタリアが始まる時期なわけで、こっちは体がいくつあっても足りませんよ(笑)。
と言う訳で、まずは春のクラシックの最後を飾るリエージュ・バストーニュ・リエージュのテレビ観戦をまず消化。
このレースはジロから始まるステージレースへのつなぎとして位置付けられる大会で、石畳のハードなコースが続く春先のレースとは違い、比較的長めの登りが連続して続く、まさにステージレーサー向けのコースになっているのが特徴です。
レースの展開は、優勝候補として目されていたバッソやバルベルデ、クネゴ、レベッリンといったエース陣が後半の集団のスピードアップに疲弊してしまって走りに積極性を欠く中、大胆にゴールまで20km地点の峠から仕掛けたのがシュレック兄弟の弟、アンディ。
アンディは先行していた選手をあっという間に抜き去り、ライバルに影を踏ませない快走を見せ、ステージレーサーとしてはコンタドールに劣らぬ登攀力を見せつけた。
グランツールでは、序列の関係上、まだ兄フランクのアシストに回る事になるだろうし、コンタドールの総合力に比べるとまだまだ経験不足なのは否めないが、山岳ステージでの活躍次第ではエースに回る可能性もあり、ランスとコンタドールが組む強力なアスタナ勢との対決が楽しみだ。
ちなみに、レース直前に出走が決まったブイグ・テレコム所属の新城選手は、途中で先頭集団から遅れてしまったものの見事完走。是非ともツールへの切符を手にしてほしいもの