「イタリア本物」イタリア・セリエA第32節 カターニャ-サンプドリア(2-0)

なんか最近はいろいろ忙しくてゆっくり戦評を書いている暇が無い・・・でもせっかく海外サッカーセットに入ったので森本先発の試合ぐらいは書かないとね。
てなわけで、久々にセリエAで日本人が先発している試合を見たのだが、普段Jやらブンデスやらを見ている立場からすると、まあ各選手のポジションチェンジが少ない事少ない事(笑)。
比較的降格争いからも欧州戦からも離れているチーム同士の対戦なので、互いにそれほどリスクをかける必要が無いという試合なのだろうが、それにしても選手個々が自分のポジションから離れる事を恐れているんじゃないかと思わざるを得ないぐらいの動かなさだった。とは言え、サンプが誇るカッサーノとパッツィーニの2トップを沈黙させたように1対1での厳しさはさすがはイタリアといった感じだったけどね。
ほとんど1トップのポジションだった森本も、主な仕事はポストプレイとゴール裏への飛び出しであって、Jや代表でFWがプレスに奔走するような仕事はついぞ見かけることは出来なかった。まあ、その分だけゴール前で点を取る仕事がイタリアでは求められるのだろうが、2点目は森本のシュートをGKが弾いたところをマルティネスが詰めたもので、1度あった絶好機は決められなかったが、まあまあ仕事としては合格点なのだろう。
代表召集へのマスコミ煽りがこれから激しくなるだろうが、まずはカターニャでのプレイに専念して怪我のブランクを取り戻して欲しいところだね。