サイトアイコン 旧閑ガゼッタ

「結果は最低限」南アフリカW杯アジア最終予選グループA 日本-バーレーン(1-0)

うん、確かに松井のらしくないプレイや、内田・大久保のらしいプレイ(笑)も含めて日本は今持てる力の80%は出し切ったと思える試合をしたけれど、何だろうねこのモヤモヤ感は。
日本はどんな欧州のトップリーグのチームよりもアジリティの高いサッカーをし、狭い局面でも個人の高い技術を見せてミスを少なくボールをつなぎ、前線からの戻りも早くて相手に自由にプレイさせること無く、ほぼバーレーンに対してはミドル以外に危険な場面を作らせなかった。
しかし、バーレーンに一度ボールを持たせるとほぼ1対1では止められずに相手のミスかこちらが人数をかけて守った場合に限ってしかボールは奪えなかったし、何度サイドを破っても決定的な場面はまったく作れず、ゴール前へと飛び込む人数の少なさうんぬんよりもとにかく高さが決定的に足らないというシビアな現実を見せつけられた思いがする。
この結果でほぼ80%以上日本のW杯出場は決まったと見て良いと思うが、それだけにこれからは本大会で結果を残せる内容なのかどうかを厳しく見ていくべきであるように思う。そういう意味では、もし岡ちゃんがかたくなに今までのちびっ子サッカーを貫くというのであれば、これから目指すべきは1にも2にも攻撃のスピードアップだろう。
中村も長谷部も遠藤も、アジアレベルでは局面局面でしっかりボールをキープ出来てプレスをかわせるだけの力を持っているとは思うが、交わした後の早いタイミングでのパスと、そのパスを出した後に攻撃参加するパスアンドゴーはまだまだマンUなどの世界レベルに比べて物足りないのは確かである。
岡ちゃんの監督、コンセプターとしての能力を考えると、これからは得点より何より、選手一人一人がどこまで高い意識を持って本番に臨むことが出来るかどうかという部分が問われてくるのではないだろうか。

モバイルバージョンを終了