「中村、大丈夫?」スコットランド・プレミアリーグ第30節 ダンディーU-セルティック(2-2)

スコットランドリーグカップで負傷した中村が早速復帰先発した試合だったが、後半は多少マシになったとは言え、それまでの出来は本当に酷いものだった。
守備ではほとんど横を走るだけのアリバイ守備で体を張ったスライディングは見られず、攻撃でもボールを受けて周りを見ている間に取られたりと、全くらしくないプレイを連発。いつもの中村なら、サイドやセンターに自由なポジションを取ってセルティックの攻撃に変化を付ける存在なのだが、この試合ではミスが多すぎてチームメイトから無視されてしまっている有様だった。
当然、中村を経由しないセルティックの攻撃はいつも通りの一本調子になってしまい、良いタイミングと精度で縦パスが入らないのでフェネホール・オフ・ヘッセリンクは中村以上に消えた存在と化し、マクドナルドの飛び出しとマクギーディのドリブルが唯一の攻撃手段という寂しさだった。
対するダンディーUは、ボールを奪ったらシンプルに早く人とボールが縦に動くサッカーで常にセルティックに圧力をかけ続け、マクドナルドに先制は許したものの、後半になるとヴァレンシアBから移籍したサンダサの鋭いプレーで逆転。最後は息切れしてセルティックに追いつかれはしたが、サンダサはセルティックのFWと交換して欲しいぐらい(笑)かなりの当たりで、とても良いチームになって来た感じ。
それにしても、バーレーン戦でも働いてもらわないといけないのに、中村のコンディションは大丈夫なのだろうか?