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スコットランド・プレミアリーグ第23節 セルティック-ハイバーニアン(3-1)

セルティックの試合は久々に見たが、最近の2勝2分け2敗という成績が表すように、勝ちはしたが何ともぱっとしない内容だった。
セルティックはベタ引きのハイバーニアンに対して、幸先良く開始10分で中村のCKから2点を決めて楽勝の展開に持ち込むかなと思ったのだが、そこから突然パスを早く回す事をやらなくなり、マクギーディがドリブルでこね回したり、ゆっくりしたパスから相手の陣形が整ったところへクロスを上げるなど、相手が引いていたのでCKの機会は山のようにありはしたが、結局その後はセットプレイは点にならずで終わってしまった。
守備も、個人個人の当たりやチェイスは以前よりもやる気を感じたが、結局それらが連動していないので、中盤にスペースがぽっかり空いたところを使われ、CBの両サイドに簡単にスルーパスを出されてしまい、少なくとも3回は相手に完全な決定機を与えてしまっていた。
今の強豪と呼ばれるチームのサッカースタイルは、ほぼ例外なくパスをしっかり回してポゼッションし、全員が攻撃から守備への切り替えを早くしてカウンターを許さないというもので、そこから見るとセルティックは全てにおいて中途半端な状態だなと感じる。つーか、相手はセリエAやプレミアじゃなくてスコットランド6位なんだからそれぐらいのサッカーをやってしかるべきなんだけどね(苦笑)。
中村については、調子も戻ってきたようでフィジカルの粘りやキックの精度は上がりつつあるが、特に後半はセルティックのサッカーが雑になったこともあってか点にはからんだが存在感が薄く、ゴール前へと走りこむプレイも物足りなさがあった。とにかくオーストラリア戦までにはベストに戻ってくれる事を願いたいね。

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