高校サッカー選手権準決勝 鹿児島城西-前橋育英(5-3)

ある程度拮抗した展開になるとは思ったけど、まさか試合開始12分で3点入るとはね・・・
前橋は鹿児島を組織で上回り、いつものように細かくパスをつないで思い通りに3点を取ったところまでは良かったけど、セットプレイと単純なミスで前半のうちに同点、逆転されてしまって感善意リズムが狂ってしまったようだった。
後半になると前半のような点の取り合いにこそならなかったが、試合のペースとしては完全に城西のもので、エース大迫に長めのボールを当てて起点を作る攻撃で前橋の勢いを殺して完勝。前橋ももう少し前線に高さと決定力があれば勝てたかもしれないが、やはり個人能力などの差を総合的に見て鹿児島のほうに分があった内容だった。
噂の大迫君のプレイは初めて見たが、ポストプレイの柔らかさは前田、反転力とサイドでの突破力は大久保の良いところを足したような感じで、やはり噂どおりの良い選手。「天才君」にありがちな王様臭がしないところも良い。まだまだスピードやフィジカルでプロの守備をこじ開けるには物足らない部分はあるが、鹿島はうまく育てていって欲しいね。