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天皇杯決勝 ガンバ大阪-柏レイソル(延長1-0)

皆様、新年明けましておめでとうございます。
ここは今年も相変わらず、すき家のメガ牛丼のように、極薄だけどやたらと更新量が多いサイトで行く予定なのでよろしくお願いします。
さて新年は当然ながらサッカー界は天皇杯決勝で幕開け。そしてその栄冠とACL出場権をゲットしたのは、またも執念を見せつけたガンバ大阪。
試合は、当然コンディションで上回る柏が鋭い出足とプレスで高いDFラインを保とうとするガンバの裏を突く攻撃でペースを握ったが、やはり準決勝の横浜Fマリノス同様に決定力不足と、CWC以降何かが乗り移ったとしか思えない(笑)藤ヶ谷のスーパーセーブにも阻まれてチャンスに決められなかったのが明暗を分けたポイントになった。
柏の石崎監督は後半開始からフランサを投入する賭けに出て、確かに後半開始直後はフランサのテクニックでやはり何度もガンバゴールに迫りはしたが、そこでも点が取れなかったことが逆に裏目に出てしまい、途中から柏全体に疲れが出てプレスがかけられなくなって来ると、運動量だけで見れば準決勝の遠藤以下である(笑)フランサが自陣に下がりっぱなしで起点を作る事が出来なくなり、その後は完全にガンバにボールを支配されてしまった。
それに対してガンバは、120分での戦いを睨んで選手交代をギリギリまで遅らせ、CWC以降に突然意識が上がった粘りのサッカーを完遂して狙いどおり延長に持ち込み、最後は途中交代で入った播戸のゴールで勝ったのだから、采配というのは所詮結果論だとはいえ完全に西野監督の勝ちで、選手同様にACLやCWCで培った経験の差が監督にも出たということだろう。
とにかくACL優勝チームとしてはノルマとも言える、来年のACL出場権をボロボロの状態で狙いどおりゲットしたガンバは大したものだ。ここまで激しく消耗したシーズンの翌年はいろんな点で影響が出てくるかもしれないが、それを新たな戦力発掘や経験アップの機会と考え、さらに日本を代表するクラブとしての器を広げていってもらいたいものである。

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