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再掲(汗)クラブW杯準決勝 パチューカ-リガ・デ・キト(0-2)・マンU対ガンバの展望

うっかり間違って別のサイトのほうに戦評乗っけちまった・・・(汗) なので遅ればせながらこっちにコピペ。
いやしかし、パチューカのサッカーは別の意味で衝撃的だったね(笑)。
何しろ、中盤で選手が動きながらボールを受けると言う場面は皆無で、徹底的に足を止めた選手への足元足元へとショートパスをつなぎ、ゴール前でも3人目の動きというものがもちろん無くて、一発の動きでフリーになった選手にパスをつなげてクロス、という攻撃「しか」無いという、オシムが見たら卒倒しそうなサッカーだった。
こんな、悪い時のヴェルディ以上に選手が動かない攻撃でここまで勝ち上がってこれたのは、攻撃とは全く逆にとにかく労を惜しまずプレスをかけ、DFラインもずるずると下がらない守備をやっていたからに他ならない。
パチューカはキトに何度も横パスを奪われたりしていたが、その都度素早い出足でセカンドボールを拾ってはまたパスをつなぐというマッチポンプをやっているうちに、いつの間にかボールをなかなか持てないキトのリズムが乱れ始め、後半は完全にパチューカペースになっていたのだから、ある意味サッカーの常識を覆すような恐ろしいチームだ(笑)。
それだけに、開始わずか4分でボールロストからサイドを破られてほとんどオウンゴールのような失点を食らい、26分にもFK1本で力関係を考えると決定的な2点目を取られ、キトに試合の狙いをカウンター一本で絞られてしまったのは残念だった。
おそらくマンUも、試合の序盤は徹底的に高い位置からプレスをかけてガンバのミスを誘い、素早くCロナウドにパスを渡して1対1での対応にガンバ守備陣が引き付けられている間に、PA内へと何人もの選手を飛び込ませて数的優位の状態を作って先制点を奪う事を狙ってくるはずだ。
そして一旦マンUがリードを奪ってしまえば、あとは昨年のミラン同様に決勝を睨んでペースを落とし、ガンバが攻めてくるところを待ち構えてカウンターから効率良く得点する狙いに切り替えてくるだろう。
ガンバとしては、とにかく序盤は相手の攻撃に耐えつつロングボールとクサビのパスでせめてファールをもらい、相手の波状攻撃のリズムを作らせない事だ。序盤の猛攻に耐え、若干スペースが出来れば日本人の機敏さを活かしたパス回しで相手のDFラインの裏を取れる場面も多少出てくるだろう。まあ、あくまで「多少」だけどね・・・(笑)
理想を言えば、マンUが何か凡ミスを犯して遠藤のコロコロPKでファンデルサールはもちろん世界中のファンとマスコミとをスッ転ばさせて、マンUが本気で襲い掛かるような試合が見たいかな(笑)。何にしても楽しみだ!

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