漫然とセルティック対セントミレンを見る

ちょっと古い話題になりますが、AFCのMVPにはジェパロフが選ばれ、遠藤は落選してしまったようですね。
AFC最優秀代表チームの日本代表のレギュラーで、最優秀監督が率いる最優秀クラブチームのガンバのエースで、ACLのMVPが落選というのも実に不思議な話ですな(苦笑)。ま、今更AFCに公正なんか期待してないわけですが、これはあまりにもあからさま過ぎはしないですかねえ。
そして昨日は録画してあったセルティックとセントミレンの試合を見てました。
CLでの敗退を知った後に見た試合だったので、どうしても厳しい目で見がちにはなるんでしょうが、結果としては3-1で勝ったとは言え、終始試合を完全に支配しながらもなかなか得点が取れず、これじゃCL敗退も仕方ないなあと思ってしまいました。
セルティックは怪我人が多いという点もあるのですが、やはりCLで決勝トーナメントに進出するチームに比べると、あまりにその場その場での個人のひらめき、判断に頼ってしまっているので、パスが3本4本とつながるシーンが非常に少ないんですよね。
やはり個人の能力で劣っているチームが勝つには、とことん連動性を上げていくしかないわけで、ジーコジャパンもそうですがセルティックのように選手を並べてあとは任せた、みたいな正攻法チームではどうしてもチーム力の上限に限界が出てしまいます。
しかし連動性を飛躍的に挙げるには、アジアカップまでのトルシエや、エジプト戦までのオシムのように、ある程度結果を犠牲にしなければならない期間があるのも事実。
未だにあちこちでオシムの負の遺産なんていう噴飯ものの意見を見かけますが、トルシエの時もそうでしたけど、就任当初からエジプト戦までの試合の内容をちゃんと見てれば、それがいかに的外れなものなのかがよく分かります。
まあ、セルティックの場合はリーグ戦で1つでも落とすとレンジャーズに優勝を取られてしまうような完全2強の状況ですから、なかなか冒険ってのが難しいのは分かりますが、そこを思い切って変える決断をしないと残念ながらこのまんまなんでしょうなあ。