J1第32節 新潟-大宮(2-2)

同じ勝ち点38で13位と14位同士、これで勝ち点3を得られたほうが残留争いからほぼ脱出という天王山の試合とあって、序盤からチェンジオブペース?なんじゃそりゃといったような激しく早い展開が繰り広げられた試合だった。
試合が動いたのは前半35分。アーリークロスに合わせようとした矢野をレアンドロが倒してしまい新潟にPK。これをアレッサンドロがきっちり決めて新潟が先制するが、後半6分に今度は新潟がPKを献上してしまって早くも同点。しかし10分にはFKからアレッサンドロが頭で合わせて新潟が再びリードといきなりつばぜり合いから激しい点の取り合いに。
しかし2得点を決めたアレッサンドロがゴール後にユニフォームを脱いでしまい、なんと2枚目のイエローで退場。そこからは完全に大宮が押し込んで新潟がサンドバック状態になるが、何とかかんとか守りきってこのまま新潟が逃げ切るかと思われた43分に、パワープレイの大宮がとうとう同点に追いついて試合終了。
これで両チーム共に入れ替え戦圏内の磐田やヴェルディとは勝ち点2差のままと、まさに文字通りの痛み分け。アレッサンドロが阿呆な行為をしていなければと新潟サポーターにとっては痛恨の結果だったろうが、今年のサッカーの神様は本当にいたずら好きだなあと他人事だけにちと笑ってしまうような試合だった(笑)。
でも、こんなに最後まで熱い試合が見られるのだから混戦のリーグは本当に面白いよね。