さて今晩はカタール戦

とうとうカタール戦の試合の日がやって来ましたね。
今晩勝つと負けるとでは文字通り天国と地獄で、もし負けてしまったらまず間違いなく監督更迭論が吹き出すであろう鉄火場状態ですが、私はほとんど危機感を感じる事無く、昨晩はのんびりと天皇杯の川崎対広島の録画を見ておりました(笑)。
試合の前半は完璧な広島ペースで、川崎は中村憲がいないせいか完全な前後分断サッカーになってしまい、コンパクトな守備から正確な前線とのパス交換で効果的に押し上げる広島の攻撃を止められず、よく1失点で済んだなというぐらいにバイタルエリアを蹂躙されていました。
ところが後半になるといきなり川崎が目覚めてしまい、前線の外国人4人に加えてサイドを中心にどんどんと人が押し上げ、広島はほぼハーフコート状態で何とか人数をかけて守っている状態で、実に後半開始の10分でシュート10本を浴びると言う集中砲火状態でした。
結果的に川崎はこの圧倒的な時間に得点を決める事が出来ずに、カウンターから2失点目を食らって負けてしまいましたが、前半に見られた広島の精度の高い動き出しとそれに連動したパス交換、後半における川崎の個人でのキープ力と後ろの攻撃参加といったように、いかにチーム全体が一体化した意識の元で連動するかが重要なんだと再認識させられた試合でしたね。
さてカタールと対戦する日本代表ですが、後ろとの連動性が無くて過度に前線の運動量に負担を強いる守備戦術、日替わり布陣でありながら個人能力よりもパスコンビネーションで打開しようとする攻撃と、まさに矛盾だらけの状態で決戦に挑むわけですが、それでもカタールに引き分ける可能性は十分にあっても負けることは無いだろうと思えてしまうのが困ったもんですよねえ(笑)。
いい加減生殺し状態はおさらばして、どちらでも良い(事はさすがに無いけど)のでさっさとケリをつけてもらいたいなという気持ちも少しはあったりするんですよね(苦笑)。