U-17女子代表がうらやましい

アジア予選を戦っているU-19代表ですが、サウジに引き分けてグループ1位での突破を決めたものの、U-20W杯出場権をかけた準々決勝では韓国との対戦になってしまったようですね。
技術うんぬんよりもメンタル面が勝敗を大きく左右するユース世代では、常に勝ちたいという執念だけは日本を上回ってくる韓国との対戦は非常にやっかいなところです。中東はダーティーなプレイは多いですが気性的には結構あっさりした面があるので、UAEとやりたかったところですがこればかりは仕方ありませんね。
この世代を引っ張る存在である香川が帰国し、柿谷もまだ怪我から完全に回復している様子でもないし、守備が決して強くない日本にとって前線でボールをキープ出来るタレントが少ないのは非常に不安な状況ですが、何とか頑張って勝利をものにして欲しいです。
さて、その試合を見られない私のほうは、仕方なくU-17W杯に出場している日本の女子代表の試合を見てましたが、いやこれがビックリするぐらい強いの何の(笑)。なんせフランス相手に7-1の大差で勝利、内容も枠内シュート15本、ボールポゼッションが61%ですからね。
確かに、フランスは前からプレスをかけていたけどCB自体のマーキングはザルだったし、日本もロングボールを一切蹴らずにつなぐ姿勢はいいけどミスパス連発で、GKは2回もファンブルするなど、前線が戻ってミスをカバーしていたから1点で済んだものの、守備面では非常に不安定な試合ではありました。
しかし攻撃面はパーフェクト。岩渕や吉良らのスピードでDFをズタズタにし、キレのあるドリブルと常に3人目の動きがからんだアイデア溢れるワンタッチパスのコンビネーション、チャンスとあらば中盤から何人も選手が飛び込んでくる迫力は、男子代表たちに爪の垢を煎じて飲ましてやりたいほどです(笑)。
選手個々の個人戦術も、パスミスは多かったですが誰もが両足の間でボールをタッチしてキープでき、トラップも常に次のパスを目指した方向にボールを置くなど、欧州トップクラスの選手が見せるプレイと全く遜色がありません。つーか、何で男子はいつまで経ってもそれが出来ずに慌ててボールを蹴るんだろと本当に不思議な気持ちになりました(笑)。
まあ、決勝トーナメントになればまた相手の強さも上がってくるでしょうし、日本も研究されるとこれまでの試合のようには行かないでしょうが、是非男子が果たせなかった世界一をゲットして欲しいものですよね。